小説その1〜疾風〜

□ヒナたぼっこ
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3月3日

この日、白凰学院では伝統行事のヒナ祭り祭りというのがある。


と言っても、実際に始まるのは夕方からで、祭りの準備は昼間にされている。


午後2時、
生徒会長のヒナギクは恋人のハヤテと共に書類を片付けていた。



「ヒナギクさん、これは全部終わりましたよ。」


「ありがと。じゃあそこに置いてハヤテ君は休んでて。私ももうすぐ終わるから。」


「わかりました。じゃあ僕お茶の準備してきますね。」


「うん。」




そして数分後、


「う〜ん終わったー。」


「お疲れ様です、紅茶どうぞ。」


「ありがと、…うんっ!おいしい♪」


仕事を終えた二人は現在、ソファーで寄り添いながらティータイム中である。
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