小説その3〜その他〜
□無邪気な寝顔
1ページ/1ページ
「ねぇサトシってば〜
いい加減起きなさいよぉ」
新しい街に着いて、
今日はちょっと豪華にホテルで一泊。
おまけに部屋も私はサトシやタケシとは別。
まさに言うことなし!
だったんだけど…
シャワーから上がると、なぜかサトシが私のベッドで寝ていた。
まあ、おおよそ私になにか用があったけど、待ってるうちに寝ちゃったってとこかしら。
ったく、レディーの部屋に勝手に入らないでほしいわ!
しかも爆睡だし…
「サトシー、起ーきーてーよー!」
肩を揺すったり、ほっぺをつねってみたけど、全然ダメ。
これはもう、起きそうにないわね…
「う〜ん…ムニャムニャ」
あーあ、よだれなんかたらしちゃって、
よっぽど疲れてたのね。
しょうがないから、
今日はこのままにしといてあげようかな。
でも、
明日の朝、思いっきり文句言ってやるんだから!
END