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□プリンスorプリンセス
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「どこだ・・・ここ」
久しぶりに人間界にきた。
・・・いや、来たと言うよりは
追い出された、と言った方が正しい
せっかく俺が王として君臨するはずだったのに、
「もうちょっと人間界で勉強してこい」
なんてパパが言うんだもん・・・。
怪物ランドには帰るに帰れない。
「あれ?
大仏くんじゃないですか」
「大仏じゃねーやいっ
怪物だ!・・・って、、」
「久しぶり、大仏くん♪」
「二宮・・・!」
「どうしたんですか?
こんなところで。
いつも一緒のお供さんたちもいないみたいですし」
「・・・ま、まぁな
せっかく人間たちと仲良くなったし、もう少しだけ一緒にいてやろうって思ってな!」
「・・・ふふっ
そうですか、頼もしいですね。
じゃあ、俺帰りますね」
はぁ?
「か、帰っちゃうのか?」
「?
はい」
「・・・に、のみやぁ」
「どうしたんですか?」
「お、俺を泊めてくれないか・・・?」
「・・・//
し、仕方ないですね、
いいですよ」
「ほんとかっ?
ありがとな!二宮〜」
そういって、俺は二宮に抱きついた。
「・・・あ、
ご、ごめん
つい・・・・・・」
嬉しいことがあると、体の大きなフランケンについ抱きついてしまってた。
そんな癖が、今でちゃったみたいだ
「んふふ、いいですよ別に
俺、買物くんのこと好きですから」
「なっ・・・//」
「ふふっ
顔、真っ赤ですよ?」
「ち、ちげーよっ//
つーか俺、買物じゃないって!
怪物!」
「はいはい、
じゃあ、行きましょうか」
「・・・おぅ」