too much time

□もう絶対に
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船の中に戻ると、キャスが勢い良くあたしに向かって走ってきた。


「ごめんな、みき!オレが情ねェせいで、怖い思いさせちまって…本当にごめん」


今にも泣きそうな顔で謝るキャスに、申し訳ない気持ちが溢れてくる。

キャスが謝る必要なんてない。


「キャスは何も悪くないよ。あたしもいきなり後ろから口を塞がれて、助けを呼べなかったから」

「けどよ…」

「ほら、キャスが真っ先にあたしの異常に気がついて、一生懸命探してくれたって聞いたよ。ありがとう」

「それは、その、当たり前っていうか…」

「それにあたしもすごく迷惑をかけたし…本当にごめんなさい」


あたしの謝罪にまたも謝ろうとするキャスを制してくれたのは、ペンギンとベポだった。


「なにより無事で良かった。もうそれぐらいでいいだろう?キャス」

「そうだよ!みきが無事に帰ってきたんだから」

「…そうだな」


ベポがアイアイと言い、あたしとキャスの頭を撫で、この話は終わりをつげた。

本当に心優しい仲間達だと心のそこから思う。


「話が終わったところで、みき」

「なに?」

「キャプテンがお呼びだ」

「…うん、分かった」









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