くぅの妄想小説
□これが恋?
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2人は楽屋をでて少し歩いてステージに到着した。
「それで話ってなに?」
「あ、あのさ優子って好きな人とかいる?」
佐江は緊張しながら聞いた。
「…うん。いるよ。」
それを聞いて佐江はショックを受けた。
「そっか。ここまで来てもらって悪いんだけど話す事忘れちゃったから先に楽屋に戻ってもいいかな?」
佐江は涙声になりながら行った。
「佐江?」
「ホントにごめんね。じゃあ先に行ってるから。」
と言って佐江は後ろを向こうとしたとき優子が後ろから抱きついてきた。
「佐江?なんで泣いてるの?」
佐江は
「別に泣いてなんかないよ。優子、こういう事は好きな人にしなきゃだめだよ。優子の事が好きな人は勘違いしちゃうよ。」
「していいんだよ。」
「えっ?」
「佐江の事が好きだからこういう事してるんじゃん。」
「だって優子はこじはるが好きなんじゃないの?」
「確かにこじぱは好きだよ。でもね、こういう事は佐江にしかしないよ。」
と言って優子は背伸びをして佐江のほっぺにキスをした。
「あたしたちってよく楽屋で目が合うじゃん?それはあたしも佐江の事を見てるって証拠なんだよ?」
優子は笑いながら言った。
「優子!」
佐江は優子を抱きしめた。
「さえね、優子の事が好きだった。」
「うん。てか知ってるっつうの。」
「でも今は好きじゃない。」
「うわっひど…」
優子が何かを言う前にキスをした。
優子はゆっくりと瞳を閉じた。
そして、離れて一言
「大好きだよ。」
終わり