くぅの妄想小説

□たまには素直に
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最近の佐江はいろんな人に人気だ。

私も最初は全然気にしていなかった。

でも、最近はすごくイライラしてくる。

それを優子に相談してみると

「あっちゃん、それはねヤキモチだよ。」

「えー!これがヤキモチ?」

「だって、佐江がいろんな人といるのが嫌なんでしょ?」

確かに佐江が誰かと話しながら笑ってるのを見るとモヤモヤする。

「あっちゃん、ちゃんと言った方がいいよ。ああ見えて佐江は鈍感なんだから。」

「でも私って佐江を前にすると素直になれないんだよね…。」

「そっかぁ。とりあえずさ、佐江を呼んどいたから話してみなよ。」

「いつ呼んだのさ!?」

「まぁ、細かい事は気にしないで…あっ佐江きたよ。頑張ってね。」

優子はバイバイと言いながらどこかへ言ってしまった。

「あっちゃん?話ってなに?」

「え?あ、うん…。いきなり優子がゴメンね。久しぶりの休みだったのに。」

「そんなことないよ。あっちゃんと会えて嬉しいし。」

佐江は笑いながら言った。

「わ、私も会いたかった。」

「ホント!?いやーうれしいなぁ〜。」

「最近の佐江って人気者だよね…。」

敦子は目を反らしながら言った。

「そんなことないよ〜。」

「あるよ!!」

「そうなの?もしかして…あっちゃんヤキモチ〜?」

佐江はニヤニヤしながら聞いた。

「そうだよ!!」

「へ?」

「私が妬いてたらおかしい!?」

「そんなこと…んっ」

敦子は佐江にキスをした。
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