くぅの妄想小説

□ヘタレ卒業!?
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公演終わりの楽屋でさっしーはある決意をしていた。

「なっちゃん!」

さっしーの後ろで水を飲んでいたなっちゃんはいきなりの大声にびっくりしていた。

「い、いきなり何!?」

「指原はヘタレを卒業します!!」

さっしーは鼻息を荒くして言った。

「そうなんだ。頑張ってね。」

なっちゃんは携帯をいじっていた。

「なっちゃん!まだ話は終わってないよ!」

「もう、何さ!」

なっちゃんは半ギレ状態で言った。

「指原はヘタレを卒業したい!」

「さっきも聞いたよ。」

「でも、いざ北原を前にするとダメかも。」

さっしーは軽く落ちこみながら言った。

「別に卒業しなくてよくない?」

なっちゃんはフォローした。

「なっちゃんはまゆゆだけにはヘタレだもんね〜。」

「さっしー、殺されたい?」

なっちゃんは笑顔で言った。

「いえ、まだ長生きしたいです。失礼します。」

さっしーは後ろを向いて楽屋を出ようとした。

「待って!さっしーはきたりえの事、好きだよね?」

「好きだよ?なんでそんな事聞くの?」

「いいから。愛してる?」

「は!?なんでそんな事…」

さっしーは顔を真っ赤にして聞いた。

「まあまあ、なんとなくだよ。誰にも言わないからさ。」

「あ、あ、愛してるよ…。」

さっしーは更に顔を赤くして言った。

「ふーん。」

なっちゃんは興味なさげに言った。

「自分から聞いといてなにさ!」

「さっしー、後ろみてみ?」

「なに?まゆゆでもいるの?」

さっしーが後ろを向くとそこには顔を赤くした北原が立っていた。

「き、北原!?なんでここにいるの?」

「なっちゃんにメールで楽屋に来いって言われたから…。」

「なっちゃん?これはどういう事かな?」

「だって、さっしーがヘタレを卒業したいって言ってたから手伝ってあげたんじゃん?」

「確かに言ったけど…」

「じゃあ私はまゆゆの所に行ってくるからあとはお二人でどうぞ〜。」

なっちゃんは楽屋を後にした。

気づくと楽屋にはさっしーと北原以外はいなくなっていた。
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