くぅの妄想小説

□デート
1ページ/4ページ

今日は佐江と付き合い始めて、初めてのデートだ。

待ち合わせ場所のハチ公前で敦子は楽しみ気に1人で待っていた。

「やばいな。早く来すぎちゃったかも。」

だが、集合時間になってもまだ来ない。

「佐江はまた遅刻か…。」

敦子はカバンからIpodをだして歌を聴いていた。

するとふと肩を叩かれた。

敦子は佐江かと思い

「佐江、遅い!」

と言って振り向くと知らない男の人が立っていた。

「す、すいません。人違いでした。」

敦子は謝った。

「人違いって?あっちゃんは誰を待ってるんさ?」

「え?佐江?」

「正解!」

敦子はびっくりしていた。

どこからどうみても男の人にしか見えないからだ。

「なんでそんな男の人みたいな格好してるの?」

「だって、この方がどうどうと手繋いだりできるじゃんか。それとチュウもね。」

佐江はニシシと笑いながら言った。

「佐江、すごいかっこいいのはいいけどさ…。」

佐江は、おーかっこいいのか!と喜んでいた。

「けど、すごい視線を感じるんですけど…。」

「それは、あっちゃんがかわいすぎるからだよ♪」

「いや、違うと思うな。たぶん佐江がかっこいいからじゃないのかな?」

「そうなの?まぁいいや早く行こうよ。」

佐江は手を差し出してきた。

敦子はその手を繋いで2人は歩きだした。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ