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□副会長と俺
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「っ、近寄るをじゃねぇこの変態野郎がぁーーー!!!」

昼休みの騒がしい廊下に俺の絶叫が響く。廊下にいた生徒達は全力疾走する俺に何も言わず、ただ哀れみの視線を向けながら道をあけた。

くそっ、人事だと思いやがって!

後ろから鼻息荒く追い掛けて来る変態……もとい、副会長は俺の暴言にその秀麗な面を恍惚に染めて甘い吐息をはいた。

「あぁ、もっと罵って下さい! むしろ殴って、いえ踏んで下さい!!」
「ぎゃああああ来んな変態ぃいいい!! 俺にそんな趣味はねぇえええええ!!!」

誰だっ、副会長が微笑みの貴公子だとか腹黒王子だとか言った奴!
あんなのただの変態じゃねぇか!!

「…はぁあvV、もっと……///」
「キモいわぁぁああああ!!!」

体力には自信がある方だが、いい加減息が上がってくる。だからと言って足を止めるつもりはないが。

副会長を罵るのをやめればいいんじゃないかって?

出来たら苦労しねぇよ。それに彼奴無視したら無視したで「放置プレイもイイ…」とか言いやがったんだぞ!? どんな反応返しても自分の良いようにしかとらねぇ。
だったら言いたい事我慢してストレス溜めるよりも、ぶちまけちまった方がいいに決まってる!!


にしても…

「しつっこいんだよシネ失せろ変態ドM野郎がぁあああ!!!!」



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