Forever
□“アスアレイダー降臨”
3ページ/4ページ
レイダの担任すらもこれに乗じレイダの宣伝文句を、アスアレイダー絡みにしなければ許さなかったり、非道いときには勝手に書き換えてしまったりしました。
「これは有名になるチャンスだっ!」
という意味不明な言葉と共に。
他の候補者には、立候補を断念して譲ってくれる者まで、ちらほらながら出てきました。
まあ、レイダにとってはそのどれもが、余計な事だったのですが。
しかし、何より問題だったのはそんな事ではありません。
何を隠そう、アスア・サンディスです。
彼女は自主的に、
『私たちアスアレイダーが、学校を変えます!』
などと宣伝、
「私たちは2人で当選して初めて、真の力を発揮するのです!」
遂にはそう声高に主張し、生徒を煽り始めたのです。
本来なら許される行為ではない気もしますが、流石は宗教大国。先生たちも一緒に盛り上がっていました。
そしてただ1人、頭の痛い思いをしているレイダは、
「先生…僕、副会長候補降りてもいいですか?」
「何を言うか!ここまで来たらもう手遅れだっ!」
やっぱり頭の痛い思いをしていました。
そんなこんなで、選挙も終わり任命式。
レイダは、