Forever
□“アスアレイダー降臨”
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昔々、レイダたちが中学生だった頃のことです。
レイダは当時から内気で、あまり目立ちたがらない性格でした。
アスアは当時から活発で、とても目立ちたがりな性格でした。
2人は偶然にも同じ中学を受験して、2人とも合格を決めたのでした。
レイダはとてもがっかりし、アスアはとても喜びました。
でもそれが、腐れ縁の良いところであり、悪いところであるのです。仕方ありません。
だから2人は、同じ中学で学校生活を送っていました。
レイダはとても地味に。
アスアはとても派手に。
本来なら、この2人に幼なじみであること以外に、接点ができるはずはありませんでした。
本来ならば。
それは、最高学年になる、半年前の出来事です。
レイダの担任の先生(ベテラン。中年の男)が、
「オルデン。お前、今までずっと地味に学生生活を送ってたからな。どうだ、この際生徒会でもやってみたらどうだ?」
そんな事を言ってきました。
「はい?」
レイダは驚いて聞き返しました。すると、
「いやほら、青春じゃん?」
もう駄目です。この担任、遠い目でおかしな事言っちゃってます。
しかし、
「確かに…」