世界を奏でる物語

□01:舞い降りた光
1ページ/1ページ

自由のギルド『アドリビトム』。

様々な人達が、それこそ様々な理由で集まっている。

私、ノア・ハーティスもその1人……と言いたいところだが、今はただの厄介者だ。

「ジルドに先を越された。」

「そりゃあ、ジルドは好奇心旺盛だからな。」

最近、カノンノが拾ってきたジルドと言う少年は、わずか一週間足らずでギルドの採用試験を受け、たった今帰ってきたところだ。

「ノアも、そろそろ試験じゃないかな?」

「ファラ、どうして分かるの?」

「だって、前よりも話すようになったじゃない!」

ねっ?とファラやコハクは笑ってみせる。

「そう、かな。」

「きっとそうよ!」

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ