ナルト
□頑張ろう、今日から。
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「じっちゃん、用事?」
暗部の姿に戻ったアヤが目の前の人物――
三代目火影に聞く
火影は、うむ……と、小さく呟くと、アヤに言う。
「明日からお前にはアカデミーに行ってもらう」
「アカデミー……か。
でも何で?」
アヤが言うと、火影は、こう答えた。
「実は、ナルトには三年前から行かせておる」
そのことにはアヤも驚く。
「(ナルは何も言ってなかったのに…)」
「そして――」
火影は言葉を続ける。
「今年は、サスケとヒナタを入れようと思っておる。」
「!!
通りでネジが去年入ったのね……」
ネジ、サスケ、ヒナタは、二人のコトを知る数少ない人間だ。
三人は、アヤとナルトが三歳の時、同い年ながら世話役をやりたいと言い出したのだ。(ネジは四歳だが)
三人は、小さい時から、とても強い力を持っていて、二人と同じような待遇にいた。
だから、同じ二人をほおっておけなかったのだろう。
「……しょうがない。
明日ね、わかったわ」
アヤはそう言って、瞬時に消えた。