混合

□ハリー・ポッター・・ふふふふっw
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今年からホグワーツ魔法学校という所に入学することになった、


純血と呼ばれる『マルフォイ』家の長男、

ドラコ・マルフォイは、代々家に仕える占い師にこんな予言をされた。





『貴方は学校で、水晶色に輝く黒髪を持った少女と会う。
その少女と関わるか関わらないかで、
貴方とその周りの運命は大きく変わる』




この占い師の予言は、桁外れに当たると有名で、

しかも、ドラコの父親、

ルシウス・マルフォイもその予言を聞いた途端、
顔を険しくしてドラコに言った。



「ドラコ」


「はい、父上」


「予言にでた少女と確実に絆を深めろ。
私はその少女を・・、知っているかもしれない」


「!
・・わかりました」







そして、ドラコはその少女に出会ったのだ。









































――――
























汽車の中、


ドラコは一人、窓から景色を眺めていた。



そこに・・・。






「すみませんっ・・」


「・・?
・・・!!」



声をかけてきた少女を見て、

ドラコは驚いた。




水晶色に輝く漆黒の髪、


翡翠を煌かせる瞳、


まだあどけなさを残す顔に、


その顔とは裏腹な、肉欲をそそるボディ。





ドラコは一瞬にして、心を奪われた。






「・・あの、
席が空いてなくて。合席、いいですか?」



「っ!
あ、ああ。僕は全然かまわないよ、どうせ一人だしね」



「ありがとうございますっw」




微笑んだその顔に一瞬、見惚れてしまう。



「あ・・、私っ。
『ハクト・アリロエス』って言います。
貴方の名前は・・?」



「僕はドラコ・マルフォイ。
ハクト、よろしく」



「はいっ。
よろしくお願いしますw」





そんな自己紹介の後、

何も話題がないのかしばらく沈黙が続く。



と、ハクトが口を開いた。





「あ、あの・・」


「ん?
なんだい?」


「口調・・、変えていいですかね?」


「ああ。
君の楽なものでいいよ」




――きっと、敬語が疲れたのだろう。



そんなドラコの考えは、一瞬でひっくり返る。




「んじゃあ素でいくな?
ふ〜・・、変な敬語から抜けられて楽チンだあーーーっ」


「Σ」



「あ、びっくりした?
・・びっくりするよなあ。いきなり清楚な女の子がこんな男口調で話してるもんなー。
ま、ゆっくり慣れてくれww」



「っ・・、あ、ああ」




ニヒヒッ、と笑う少女は先ほどとは別人で。


でもドラコは、そんな彼女にひかれていった。




「あ・・、そろそろローブに着替えなきゃな・・。
ドラコ、俺ここで着替えても平気かなあ?」


「僕は別にかまわないよ・・;」


「おっ!サンキューなww
やー、ドラコは父親に似て優しいなあwww」


「!
父上を知ってるのか?」




驚くドラコに平然とハクトは言ってのけた。



「俺、お前の父親がホグワーツ通ってた時に
一緒に通ってたから」



「・・・・は?」



「あ、年齢は勿論11だぜ?
ちょおーっと深いわけがあってなあー」




笑うハクトについていけないドラコ。




と、列車が止まり、

次々と生徒が降りていく。




「お、ついたみたいだ。
じゃ、ドラコ!またあっとでな〜!!」



しばらくドラコはそのまま放心状態で座り続けていた。







































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