混合

□ボンゴレ・・リング・・、どうでもいい。
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ごぽり・・。




水の中に漂う浮遊感。

ハクトは瞳を開けた。


どうやら今回は転生らしい。




「(しかも・・、双子かよお。
ロードかティキがいーなあ・・・?)」




溜息をついて(実際はしてない)、ハクトは瞳を閉じた。










その数分後、

水が抜け、体が押し出される感覚。




「(俺ここが一番面白いな、うん)」




無事、母親の胎内から抜け出すと、

父親らしき人影が、自分をみて嬉しそうに微笑むのを見た。





「(とりあえず・・・、泣いとくか)」




そして、生まれたハクトは、



沢田白兎と名付けられ、

双子の弟の沢田綱吉と共に、すくすくと育っていった。































――――
























「ねえちゃ、んっ!
まって、待ってよおっ!!」


「待てるかコンチクショオオオオオオオッ!!!
今何時だと思ってる?!言ってみろ!!!」



「八時二十分」


「ほぼ遅刻なんだよ!!!!!
ああああっ、地獄の雲雀恭也に殺されるううううううっ!!!!」




猛ダッシュで走る二人。


水晶を含ませた黒髪を靡かせた少女、白兎と、


正反対な、蜂蜜色の髪を持った少年、綱吉。




二人は双子なのだが、顔つき、髪色など、
すべてが違っていた。





学校を入学して一週間、


遅刻しそうになっている二人。


綱吉は運動があまりできないので、

どんどん放されていく。



「うわああっ、ねえちゃんっ!!」


「ったく・・・。
ほら、綱吉!手!つかんで!」


「うっ、うん!」



綱吉の手をしっかり握り、

白兎はそのまま全速力で走り出した。










































 

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