短編

□貴方と私、私と貴女。
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※本編の地獄篇とは関係ありません。























「こ・・くとー・・・」



「名前・・早く、一護の元へ行けよ。」




地獄の奥深く。


名前は、あのときのことが、忘れられなかった。



クシャナーダと融合した一護。


そんな一護に鎖で雁字搦めにされ、
地獄の奥深くまで引きずり込まれた、黒刀。




「や・・だ。
だって・・っ、こくとーはっ・・!」



言いかけた言葉を塞いだのは、
黒刀の唇。


辛うじて使える手で、名前の頭を包む。



「っ・・・」



唇を離した黒刀が、悲しそうな笑顔で、
名前に言う。




「お前に死なれちゃ、
俺が困るんだよ。・・・お願いだ」



「っ・・!
嫌っ・・嫌だよ・・・」




それでも首を振って拒絶する名前。



「・・・名前・・・」



「ぼくはっ・・・こくとーが大好きなのにっ・・!!
どうして・・なの・・。
どう・・して・・こくとーは・・出れないの・・?」



落とす雫は地獄の底へ消えていく。



しがみつく様に、首に手を回す。



「離れないっ・・・、
黒刀がなんと言おうと・・ぼくはっ・・」




「・・・・・」




黒刀は目を細めた。




「・・・名前・・。
俺は、お前に・・向こうで幸せに暮らしてほしいんだ・・」



「・・・」




「お願い・・本当に・・」




震える黒刀の肩。



顔を覗き込むと、
透明な雫がぽたぽたと垂れた。




「!・・・・」





「・・・・」




暫く静かになる。



「・・解った・・・」



「!・・ありがとう・・」




名前は、黒刀の傍へ屈むと、
口付ける。



黒刀もそれを拒みはせず、
段々と深いものにしていった。





「・・ん・・ふあ・・」



「・・・っ・・ん」





唇を離したり、重ねたり、
そんなことを繰り返していく。




「・・っ・・」



名前の瞳から、涙がこぼれる。



「ほら、泣くな・・」



「だって・・」



「・・泣き虫だな、名前は」



「・・うるさい・・」



少し笑いあって、

名前が落ち着いたら、名前は上へと戻った。






「・・・幸せに、なれ。
俺と、妹の分も・・」




黒刀の呟きは、ちゃんと名前に伝わっていた。































































































―――――



初の短編www

まさかの黒刀×名前wwww


切ない系ですねww

てか黒刀映画ですげぇひどいキャラだったwww


ヤンデレwwいっちーが困っちゃうよwww



まぁ、とりあえず、終わりにします。


見てくれてありがとうございますww

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