黒バス

□征十郎とも・・、駄目かな?
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「今日休みなのだが、
この後どうするのだ?」

食事が終わり、舞は黄瀬と紫原と共に皿洗いをしていて、

他のメンバーは何をしようかと話題にしようとしていたときに

緑間は丁度よく言葉を発した。

その問いに、皿洗いしていた三人の手も止まり、

皆その話題について考え始めた。

「そうだねえ、どこに行こうか?」

「お菓子があるとこ」

「うん紫原はそういうと思ってたぜ俺!」

「久しぶりに皆でショッピングとかどうっスか!」

「今日のおは朝でも
買い物はいいと言っていた」

「では買い物でいいんじゃないですか?」

「じゃあ皆一旦家戻ってから敦の家集合でよくない?
一番敦の家が駅に近いから!」

舞の言葉に賛成となり、
各自仕度をして、わかれることとなった。

























―――





















一番最初に紫原の家についたのは
緑間だった。

「俺が最初か」

「うん、まだきてないよ〜」

「・・・紫原、お前何時も思うが
その大量の菓子なんとかできないのか?」

「これだけじゃ足りないよ?」

「・・・・・・、そうか」






次にやってきたのは黄瀬。

「おまたせーっス!
ってあれ?まだ緑間っちと紫原っちしか居ないんスか?」

「黄瀬ちんやっぱモデルさんだから
格好が違うねえー」

「そうっスか?
多分赤司っちとか舞っちの方が凄いと思うっス」

「いや赤司は論外だろ」








その次には黒子と青峰が二人で走ってやってくる。

「あ!
黒子っち〜!青峰っち〜!」

「ということはあの二人が最後だな」

「なぁ〜にチンタラやってんだか」

「赤司くんは兎も角、
舞は女の子なんですからオシャレには気を使うんですよ」

「俺は乙女心とかわかんねえから」

「どうしてそれで舞と付き合えるのだよ・・・」










やっぱり最後はあの二人。


「ごめんっ!遅れちゃった!」

「別に謝らなくていいんだよ、舞」

「赤司は黙れよ」

「てか赤司っちまた凄い私服っスねえ〜」

「赤ちんのセンス俺わかんない」

「気持ち悪いと思います」

「テツに言われちゃおしまいだな」

「・・・・・俺キャプテン・・」

「征十郎、乙」

「まさか舞に言われるとは思わなかった」























―――






















「にしても、お前今日張り切ってきたな」

「ああ、髪の毛?
なんか征十郎が向かえに来てくれるって言ってて、
仕度終えたら時間が結構余っちゃってw」

右側の髪を数房ずつ分け、それをそれぞれみつあみにして後ろで束ねている舞の髪型に、
青峰が頭を撫でつつ聞いた。

花が散る雰囲気の二人を空気をぶち壊すのは
赤司か黒子と相場が決まっている。

「あの舞「あ、舞、あそこに可愛い服ありますよ」」

「あ!本当だ!ありがとうテツヤ!
ちょっと見てきていいかな?」

「じゃ、じゃあ俺g「俺がついてくねえー。
舞ちん一人じゃ危ないもん」・・てめえら」

さりげなく手を繋いで、
目的の服があるブースへ移動していく二人。

ちなみに周りは黄瀬の所為と、
メンツが美形揃いなので女の子たちの群れができている。

「つーかよお、この女共。
黄瀬、てめえの所為だろ」

「まあ俺一応モデルっスから」

「ねえ皆、これ(鋏)で刺したら消えるかな?」

「その前に君が警察に捕まりますよ、赤司くん」

「・・・つっこみ役が足りないのだよ・・っ!」

「おまたせー!ってアレ。
空気が重いよ皆」

「赤ちんはこういう女の子の群れとか苦手だもんねえ」

「え、そうだったの?!」

戻ってきた二人は、
紫原の大きな身体で群れる女子の波をかきわけて
戻ってきた。

「ただいまあーっス!!!」

「うわあっ、ちょっ!
りょっ、りょーた?!」

戻ってきた舞を見るなり、思い切り抱きついた黄瀬に、

ファンの女の子たちはとても残念そうな顔をしたり、
写真を撮ったりしている。

「あ、俺嫌いな子のタイプ、知りたいと思いませんっスか?」

いきなりの問いに、
不思議な顔をして青峰が聞いた。

「はあ・・?
黄瀬の嫌いなタイプ?」

考えが読めた赤司は、言えと命じる。

すると、舞を胸に抱え込み、
あくどい笑みで呟いた。

「こういう、公共の場で集ったり、
写真撮ったりとかする女の子大っ嫌い!!
なんっスよ。
俺にもプライベートがあるってのに」

その一言が効いたのか、
野次馬の群れはどんどん消え、
最終的には彼らの道を阻む人は消えた。

「ぷはあっ!
涼太、何言ったの?」

「舞っちには関係ないっスよ!」

「つーかいつまで俺の舞に触ってんだよバァカ。
さっさと離れろ」

「ぅいて!」

「というか、この後どこに行くのだ?」

「俺お菓子食べたいー・・・」

「・・・ふむ、
じゃあ、カラオケでも行くか」

赤司の提案に全員が頷き、
カラオケへと足を進めた。














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