白炎's room

□虚桜学園
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ここは個性溢れる生徒が沢山集まった学校(溜り場とも言う)。
その学園の本棟(本棟・旧棟・新棟とあり全て三階迄ある)の三階の第二生徒会室(生徒会室は同じ階に計3つ)で今日も不思議な会議が始まる予感…。



「会議始めたいんだけど。…燈也、白知らない?」
額に青筋立てながら、恐ろしい笑顔を創っているこの方は…虚桜学園生徒会副会長 蒼炎。

「ぇえ〜知らないよ。 ねぇそれよりどうよこれ!!良いでしょこれ!!」
幸せそうな顔をしながら、新しいギターを蒼炎に見せてるこの方は…虚桜学園生徒会会計 燈也。

「白ちゃんならさっき『クッキー』って叫びながら廊下を走ってたよ。」
1番良い席(会長席)に陣取り、窓の外を眺めているこの方は…虚桜学園生徒会会長 慎紅。

そして皆(蒼炎だけか?)が探しているの方は…虚桜学園生徒会書記 白炎。

《ガラガラ》
騒がしい第二生徒会室に現れたのは、二年E組担任(生徒会顧問)ラビ。
「会議ハジメルさぁ〜♪」
上機嫌なラビを睨みつける蒼炎。
「白がいません!!」
睨まれたラビは勢いよく蒼炎から顔をそらす。
「えっと、白炎なら…そうそう、廊下にいたさっ!」
焦って言うラビの言葉を聞き蒼炎は廊下に出て白炎を探す。
「あっち!あれ白ちゃんじゃない?」
燈也は蒼炎の横に立ち第一生徒会室の前にいる人を指差す。
蒼炎は燈也が指差す方向を見、それが誰だか確認した後深く息を吸う。
その蒼炎の行動を横目で確認した燈也は、先ほどから同じ位置にいる慎紅の後ろへと避難する。
「まただね」
「まただな」
二人の呟きは蒼炎には届かない。
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