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□ツンデレ彼女!
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なんで俺がこんなこと。
心の中でこの一日何度呟いたか
「ちょっと、遅い！」
「ナマイキ」
「そんなこと言っていいと思ってるの？」
えらそうにイスにふんぞり返って座る
年下の少女に睨みつけられた
なんでこんな小娘に･･･
仕方ない、任務なんだから
割り切れと言われても簡単にはいかない
とりあえずム カ ツ ク
どこかの令嬢らしいコイツ
王族と令嬢って立場が断然上だろ
それに護衛なんての全然楽しくもないし
やっぱり誰かの血が見たい。
年下の女の子に命令されるという屈辱が
さらにベルのイライラを募らせた
◆
可愛げの欠片もない。
そんな印象だったが2，3日一緒に過ごしていると
案外可愛く見える、時もあったりする
熱い紅茶を飲んで舌を火傷したり
何もないところでつまずいたり
なんていうか、あー･･･！
馬 鹿 可 愛 い ？
大人ぶろうとして空回ったりしてると虐めたくなってくる
丁度フロから上がって鉢合わせし
逆上せた顔をさらに赤らめるのを見てたら
ほら、虐めたくなる
「何よ。こっち見ないで!!」
「ガキの裸見ても欲情しねぇし」
「なっ、うるさい!!」
「ぺったんこな胸がスキなんて
物好きも居るらしいけどな」
「っ!!!」
顔を真っ赤にして手当たり次第に何かをぶん投げてくる
発展途上なのよっ!!とかなんとか
地味に痛いし。
しししっと笑みを浮かべてゆっくり近づけば
警戒してかちょっとずつ後ろに下がる
もちろん強がって何か言ってくるけど全然怖くない
「あっ･･･」
壁に背中が当たってもう行き場がない
焦って、また赤くなって、照れ隠しに叫んで
顔は十分だから将来有望ってカンジ
頬に手を滑らせると肩を震わせて
ビクビクしながら睨んでくる
わざとリップ音を響かせて唇にキスを落とした
「大人になったら相手してやるぜ？」
ツンデレ彼女!