時を越えて花束をおくる

□冗談
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帰り道に母さんと会ったら買い物だと言われた
今日の晩御飯はスパゲティらしい
久しぶりなのでテンションが上がる!

「単純だな」
「う、うるさいな!!
 スキなんだから仕方ないだろ!」

しばらく歩いてから赤い屋根の自分の家が見えた
ドアノブに手を伸ばして開けようとしたら
その前に開けられた
チビたちかな?

「ただい、・・・・んなーっ!?」
「やぁ。邪魔したよ」
「ちゃおっス雲雀」

家に居るはずのフランでもなく
ランボやイーピン、フゥ太でもなく
そこに立っていたのは雲雀さんだった

「そうだ君の家のカエル何なの?」
「フランはツナの従兄弟だぞ」
「へぇ君ってハーフだったんだ」
「違いますよ!!何言ってんだリボーン!!」
「元はイタリア人なんだぞ」
「初耳だね」

雲雀さんそれウソです!!
そりゃ、ずっと前のおじいさんは
イタリア人らしいけどそんな遺伝子
とっくに薄まってるだろ!?

「とりあえず俺はフランの従兄弟じゃありませんから!!」
「見たら分かるよ。似なさすぎ」

分かってたんなら最初からそう言えよ!!
紛らわしいなっ!

「じゃぁね」
「うぁ、はっはい!」

雲雀さんが見えなくなるまで気が抜けなくて
急いで家の中に入った
ドタドタと廊下を走ると洗面所の明かりがついている

「フラン!お前なんで雲雀さん家に入れてんだよ!!」

ポケーッと放心状態で
ずっと鏡を見つめている
どうかしたんだろうか・・・・

「フラン?」
「これはきっとコナン君ですねー」
「・・・・は?」

体が軋むように痛くなってドクンと大きく脈打って
どんどんどんどん小さくなっていった
あれですね、ベルセンパイは
黒ずくめの仲間だったんですよ、きっと。

(現実逃避をしたくなった)

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