With
□フランとボスのボスさん
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ヴァリアーから電話が入った。
電話をつなぎ受話器を耳から遠ざけながら代わりました。と、恐る恐る言う
耳から遠ざける判断は間違ってはいなかった。
超直感、ではなく経験だ
「うお゛おぉい!!!!!」
ピキーンとこの距離でも鼓膜が破れそうな音量
あ、頭痛い・・・
「よく聞げっ!!!」
プツ───・・・・・プープープープ・・・・
え?
よく聞け?の、後は何・・・・?
威勢良く返事を返したスクアーロの声が途切れた。
予想するにザンザスが何かを投げつけた衝撃で誤って電話が切れたのだろう
───嫌な予感がする
こういうときは避難しておいたほうがいい!!思い立ったら即行動!
ボンゴレ城の目立たないところで座り込むみ、その場にじっとしてから数時間。
ドゴォォン!!!パリーン!!
悲鳴。
「きっ・・・来た!!!」
城をつぶす勢いでヴァリアーがやってきた・・・でも此処は1度も見つかったことが無い。はず!!
しばらくしたら帰ってくれるはずだ・・・・!!願いを込めてきゅっと目をつぶる
直後。背後から足音が聞こえた
「あ、そこにいる人ー。ちょっと道案内してくれませんかー?此処はじめてくるんでー全然分からないんですー」
間の抜けたような独特の喋り方をする人物を見た。いや、正しくはその頭を見た。
カエル・・・・?
「あのー、ミーの本体はカエルじゃなくてこっちなんでー」と、自分の体を指差す
見たところヴァリアーの隊服を着ている
ゲッ・・・・ヴァリアーかよ!!初めてって?
「今日はーミーをボンゴレに紹介するとかで来たんですけどー逃げちゃったらしいんですよー・・・・・・どうしましたー?」
「紹介ってことは・・・・君は?」
「フランって言いますー。実はこのあいだヴァリアーの霧の守護者になったんですよー
初お披露目〜☆だったらしいんですけどねー」
こいつ幹部なのか!!だからザンザスたちは今日ここに・・・
「あ、そうなんだ・・・・」
「逃げなくていいんですかー?知らない振りしてましたけどー、彼方が10代目。なんですよねー?」
のんきそうな守護者の1人が教えてくれました
それに写真見たことあるんで知ってますよー。と、付け加えた
ツナの顔が青ざめていく様子をフランと名乗る青年は
面白げに見ながらトントンとカエル帽をたたき報告。
「10代目発見しましたー」
んなー!!!!
これだからヴァリアーは嫌なんだっ!!!
それにさっき言ってた守護者とか絶対・・・・!
俺が逃げてるの分かってるはずなのにしっかりしてくれよ
駆け出していったツナをその場に残ったフランはフッと笑った。
逃げ惑ったものの10分後ツナは捕獲されたのでした
(ボンゴレ10代目ってへっぽこですねー)