ヴァンガード夢
□ヴァンガードファイト同好会?
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話が一件落着したところ
俺たちナオキ達にはどうして中等部に来たのか聞いた。
「ヴァンガードファイト部に指導を?」
「はい。こちらが同好会のエミ君とマイ君です。」
シンゴから中等部の子を紹介してもらったけどなんかアイチが苦笑いしていた。
何かあるのか?
「同好会、作ったんだ」
「うん。アイチ」
「ん??エミ君!君はまた先導君のことを呼び捨てにしましたね!?」
「え?はい…」
「君!この人はアジア大会サーキットでチャンピョンになったチームQ4の先導アイチ君ですよ!君ごときが気軽に呼び捨てにしていい相手ではないのです!」
「だってアイチはアイチだし…」
「お黙り!!【さん】をつけるのです!!!」
なんかシンゴが興奮してるが…アイチって大会で優勝したんだな。すげー…
それにしてもエミ…ちゃんだったっけ?
普通ならこんな頑なに否定するわけないよな?
隣にいたミサキにひそひそ声で聞いてみた。
『ねぇミサキ』
「なに?」
『あの二人って知り合い?』
「あぁ…兄妹だよ」
『あーやっぱり。』
性格は真逆だけど…なんか似てるよな。目元とか。
それを知らずにシンゴはあんなにはしゃいでいるのか…滑稽だな。
「あ、シンゴ君あのね…」
「先導君!ここは僕にお任せください!びしっと言って聞かせてやるのです。」
「えっと…その…」
「エミ君!!君には先輩への礼儀と言うものを教えてあげなければいけないようですね…」
「私悪くないもん!!!」
「あの…二人とも…」
そりゃぁ自分の兄に【さん】づけしたくないよな。
アイチもアイチではっきり言ってやればいいのに…
まぁ面白いから黙っているのも良いかもしれない。
「「スタンドアップ・ヴァンガード!」」
「PRISM-S コロ!!」
「封神童子 ソウコウ!!」