ヴァンガード夢

□突然の転校?!
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付属で付いたたカバンに必要なものをぶちこんで俺は高校まで走った。

くそ、覚えてろよマネージャー……









走った…走ったぞ俺…こんなに走ったのはコメディー番組の罰ゲームで獣に追いかけられた以来だ。

くそっ。無駄な体力使わせやがって…

それで職員室はどこだ?…ってか本当に手続きしてあんの?

展開が急すぎてついていけないんだけど……




時間をみたら8時56分前……かなり頑張ったな俺。



そんなことはさておき職員室だ職員室。

探そうと思ったら勢いよく走ってくる奴を見つけた。

丁度いい。






『ねぇ!』

「あぁ?今急いでんだよ!遅刻するだろ!!?」

『ごめんね。それより職員室どこかしらない?』

「職員室?…それなら2階にあるぜ?」

『2階か…ありがとう。』




にっこりと営業スマイルするとそのままそいつの腕をつかんで校内に入る。




「お、おい!離せよ。」

『僕転校生なんだよね。』

「だからなんだよ」

『転校生を案内してて遅れたって事にすれば…先生も大目に見てくれんじゃない?』

「そうなのか?」

『そうだよ。だから君は僕を職員室まで連れてって?』

「お、おう!任せとけ!」



コイツ、単純だな。



「てかこの時期に転校生かよ。めずらしいな」

『僕もまさか学校通うなんて思ってなかった。』

「は?どういう事だ?」

『まぁこっちの話だから気にしないで。それより君、僕見てなんにも思わないの?』

「ん?別に?なんかあんのか?」




俺…一応売れてるアイドルなんだけどな――。

まっ…この方が助かる…か。





『なんでも無いよ。それよりここ?』

「あぁそうだぜ。」

『じゃぁちょっと待ってて。』

「おぅ」



一応ノックして職員室に入る。
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