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□ガムと目薬
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「赤也誕生日おめでとう」
学校に行ったら女子や友達そう言われた。
それからプレゼントやら手紙やらいっぱいもらった。
けど俺は嬉しくなかった。
だってあの人におめでとうとまだ言われてないからだ…。
「丸井先輩今日何の日かしってます?」
「あぁ知ってるぜぃ!!赤也の誕生日だろぃ。」
「知ってるならおめでとうぐらい言って下さいよ!」
「良いぜぃ!!けど今日俺との試合で勝ったらな!!」
「ハァ?何でですか」
「そんな事を気にするより俺に勝っておめでとうを言わせてみろよ!!そしたら教えてやるよ。」
「分かりましたよ。絶対勝っておめでとうを言わせてやりますよ。覚悟して下さいね丸井先輩!」
「臨むところだぜぃ!!」
けれど試合の結果は7-5で負けてしまった。
「(負けた…。情けない。自分が無様だ。せっかく先輩に勝って祝ってもらおうと思ったのに)」
「うっ…。ヒック…。負けたよ…。負けちまったよ。」
「えぇー赤也!?お前何で泣いてるんだよ。」
「だ、だってお…俺先輩の事好きなのに。」
「え…うわ俺赤也に告られてる系!?」
「それなのに先輩おめでといってくれないしヒック…。」
「それは赤也が去年俺の誕生日忘れてただろ〜だからチョットした意地悪のつもりだったんだよ。それに俺もお前が赤也が大好きだぜぃ!!」
「丸井先輩本当ですか…。」
「なんで嘘つかないといけないんだよ。」
「丸井先輩俺も大好きッス!!」
こうして赤也とブン太は結ばれたとさ〜。
オマケ→