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□図書室love
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私は毎日図書室に行くのが日課です。
何故毎日図書室に行くかというと図書委員の柳君が居るからです。
そう私は柳君に片思い中です。
「柳君。今日もご苦労様です。」
「あぁ、比呂士か。今日も本を借りにきたのか?」
「はい。昨日借りた本は昨晩読んでしまったので…。」
「お前は本当に本が好きだな。」
「えぇ。本を読むと落ち着くんです。柳君も本好きですよね。」
「まぁな。比呂士ほどではないがな。」
「柳君はどんな本を読むんですか?」
「俺は太宰治や芥川竜之介の作品を読むな。柳生はやっぱりミステリー系が多いみたいだが他になにか読んでいる本はないのか?」
「特にありませんね。あのよろしかったら柳君のオススメの本教えてくれませんか?」
「ああ。良いだろう。それなら太宰治の人間失格とかどうだ。」
「有り難う御座います。では読ませて頂きます。」
「それから読み終わったら感想を聞かせてくれ。」
「はい。分かりました。では私はこれで。」
そう言い残して私はいつも図書室をでる。
そして私は思うのだ。
また明日も図書室に来る理由ができたと。
そうあなたに逢える理由が…。