現代BASARA

□病気の治し方
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ア●エリとプリンと桃缶と…
とりあえずこんなんでいいだろ
…多分


それよりも早く幸村のところに…

幸村の家は大学の最寄駅から電車で2本行ったところから徒歩で8分だ

「(便利だよな〜
まあ小十郎の送迎が毎日ある俺に言えたセリフじゃねえけどな、)」


ピンポーーン

そんなことを思いながら、幸村の家のインターホンをならすとしばらくしてバタバタって音と共に弱々しくドアが少し開いた


「まっ政宗…殿…?」


そう言って出てきた幸村の顔は真っ赤だった。

「HEY!!幸村大丈夫か!?顔真っ赤じゃねえか!!」

「ははは…大丈夫でごさるよ…
それよりも政宗殿…、授業の方は…
「大丈夫!?どこがだ!!
部屋、失礼するぜ」

幸村を肩に抱き上げ寝室に向かう

「まっ政宗殿!?」

ドサッ!

「ここで待ってろ」


幸村は何か言いたげだったが俺の雰囲気に黙って一言「はい…」と言った。


幸村が引く熱だからただものじゃないと思っていたがあそこまでとはな…


冷蔵庫に入れるべきものは冷蔵庫に入れ、
冷えピタと体温計を持ってもう一度寝室に戻る。

ガチャ
「幸村?大丈夫か?」

「はい…」

「ほら冷えピタ付けろ」


そう言って額に冷えピタを付けてやる。

「…気持ちいいでござる…」

「そうか、それは良かった」

幸村が家に来て初めて笑ったのでホッとした。

「熱を少し計るぜ
脇上げな」

そう言って体温計を脇の下に入れてから約数分ピピピッと音が鳴った。


「Hum…
8度6分か…
大分高いな…」


そして少し考えてから政宗は立ち上がり、

「俺はお粥作ってくるから今は寝てろ
いいな?」


そう言って頭を撫でられた幸村は思わず泣きそうになっていた

「すみませぬ…」


しかし零しそうになる涙を耐え、そう言った。
そういうと政宗はさっきよりも笑いながら、

「何そんなこと気にしてんだよ…
いいから寝な」


そう言われ安心したのか幸村は政宗のその顔を目に焼き付け眠りについた。



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