始まりの扉

□♪預言に支配されし者たち 七章
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7章 侵入
一方その頃。
「双牙斬!」
「烈破掌!」
「崩襲脚!」
「守護方陣!」
「「斬影烈昂刺!!」」
ルークから始まりアッシュと交互で特技、奥義を出し合う。
「魔神拳!」
「雷神剣!」
「穿衝破!」
「瞬迅剣!」
「「空破絶風撃!!」」
さらに神託の盾の悲鳴を上げる。
「受けろ雷撃!襲爪雷斬!」
「轟雷くらえ!襲爪雷斬!」
最後に雷が落ちる。さらに別方向。
トクナガにアニスとアリエッタが乗り、疾走する。
「魔狼の咆哮よ…ブラッディハウリング!」
トクナガの背中からアリエッタが譜術を発動させ、前方に譜陣が展開し、呪いの叫びが吹き上がる。その場所に闇のFOFの円が出現する。
「アニス!」
「わかってる!」
トクナガが円を通ると同時に二人が詠唱する。
「譜を反射する結晶を私たちに!」
「水よ〜、もうこいつらどうにかして!」
アリエッタが杖を掲げ、アニスは手を上にかざす。
「リフレクトマジック!」
「メイルシュトローム!」
アリエッタが譜術を反射する青い膜をトクナガ全体にかけ、アニスの譜術が神託の盾の大軍に発動し、水が高速で吹き上がる。トクナガが走り水の中へ消える。その頃ガイたち。
「音素をくれないか?」
ガイが数人の神託の盾をなぎ倒しリグレットに訊ねる。
「使って!ホーリーランス!」
ガイの後ろにいた神託の盾を貫く。
「どうぞ好きなだけ斬ってもいいぜ」
光の音素の円の中でガイが両手を上げる。宝刀ガルディオスも地面に刺してある。
「ガイ!何を!」
リグレットはそこまで言い今までを思い返す。
(隙を見せるときは敵を誘い込むときだけだ!)
残りの神託の盾がガイに集まってくる。
「一気にこればいいものをな」
ガイはそう言い素早く剣を取り音素を纏う。
「紫電の光!獅吼爆雷陣!」
ガイが剣を地面にめり込む程突き刺す。雷がガイを中心とした半円球に落ち、集まった神託の盾を全て吹き飛ばす。
「俺はまだこんなところで死ぬ気はないからな」
ガイが親指を立てる。リグレットもつられて同じことをしようとしてしまった。
「そろそろ夜になるがどうする?」
「かなり空いた食堂や空いてる小部屋、師団長の執務室とかなら使えると思うけど」
「ルークたちもそうしてると思うか?」
「体を休めるとは思うけど」
「俺たちもそうしよう」
ガイは歩き出した。リグレットもあとをついていった。
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