廻る魂達の重奏曲

□☆設定 vesperia
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そんじゃ、オレからいっとくか。オレはユーリ。高等部の3年だ。っつっても、一年の内、三割も学校に顔出さねぇって奇跡の進級記録更新中だ。まったく、教師ってのはどいつもこいつも二の次には謹慎だなんだって。そもそも差別とか苛めとかやってる奴をどうにかしろって。ほっとけねぇオレもオレだがな。そのせいでいっつも補習組だし。裏がないのも無理な話だろうが、どっかにいい学校はないのかねぇ。さぁて、代わるぜ、優等生。


…ユーリにも困ったものだよ。根がいい奴なのはわかっているけどね。ああ、紹介だったかな。僕はユーリと同じ、3年のフレンだ。性格は…彼とは真逆と言われるよ。それでももう十何年の付き合いになるんだ。よくやってると自分でもけど、ユーリの考えも否定できないし。規律や個々の決まりは大切だけど限度がある。でも、僕とはやり方が違うんだよな。…はぁ。そろそろ交代するよ。


あら、私の番かしら?私はジュディス。今年で17…だから高等部2年になるわね。基本的に風を感じられる高い所が好きよ。部活動は陸上で、主に棒高跳びかしら。他人には負けない自信があるわ。性格は、どうかしら。嘘は吐けない質よ?ふふ、本当に。冗談は好きだけれどね。あと、楽しい事。つまらない日常とさよならしたいわ。喋りすぎかしら?じゃあ、次ね。


わ、わたしの番です?あ、わたし、エステルって言います。学年は中等部の2年になりますね。趣味は絵本を描く事です!みなさん、喜んでくれるんですよ。小さな子とか、大好きです。ユーリとフレンは小さな頃からそばにいてくれる幼馴染みだから当たり前に好きですよ。ただユーリのそばにいるラピードとは仲良くなりたいです…。あ!次の人に代わりますね。


ふぁ〜…。やっと、あたしの番〜?待ちくたびれたじゃないのよ。あたしは中等部2年のリタ。趣味は読書、実験。あたしは自分の時間を邪魔されんのが大っ嫌いなの。エステル以外で邪魔する奴はぶっ叩くわよ。べっ、別にエステルが特別とか、そ、そういうわけじゃないんだからね!勘違いしてもらっちゃ困るんだから!あーもう、やめやめ!あたしの事はいいでしょ。次行った、次!


えぇー!いきなりこっちに振らないでよ!あーあ、あれは怒ってるよ、はぁ。ボクはカロル。小等部6年の一番元気な子って言われてるんだ。最近はユーリの行動を見てるのが日課で凄い事やらかすんだよ。あはは、ボクには真似できないや。いつも暇な時は機械を弄って遊んでてよく怒られるんだよ。もう交代かぁ〜。じゃあ次だよ。


うちの出番かの?うちはパティ。学年?ああ、小等部の6年じゃ、たしか。とりあえずうちの趣味は冒険事なのじゃ。下水の中とか橋の裏とか立ち入り禁止と書かれてる中とか、もう興味津々での。よく捕まるんじゃ。子供が来るんじゃない、とか言っての。うちを一体なんだと思ってるんじゃ。だから警察はうちの一番の敵なのじゃ。人の話を聞かずに補導補導と。ユーリに助けられることは日常茶飯事と言ってもいいのじゃ。もう交代かの?次は……誰じゃったか?


お?漸くおっさんの番?俺様は華麗なる保険教員、レイヴン様よ。もー、高校の女の子っていやぁ、立派なレディでしょ〜?おっさん、いっつもドキドキよ。なに?ヤマシイ事はなーんもしてないから、ご・あ・ん・し・ん。見た目と違って中身は胡散臭くなんてないからだいじょーぶよ。おっさん、綺麗な子の味方だし、美人のいるとこならどんなとこでも行っちゃうわよん。

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