新帝国建立祭

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舞台は世界の英雄ルーク・フォン・ファブレの生還から半年経った頃のマルクト帝国……。

平和が続く世の中、ピオニーはジェイドへの気持ちが友情から愛情に変わった事に気が付いた。そしてジェイド自身も、自らがピオニーへ抱く気持ちが許されるものではないと理解していた。その為、幾度となく好意を伝えるピオニーを突っぱねていたのだが、遂に折れる事になった。ちなみにいつか、マルクトを良い方向へ導く指導者になりうる子供を養子に入れると約束し、議会を黙らせてある為、公認の仲である。しかし、ピオニーは恋人では満足しなかった。せっかく議会を黙らせたのだからと目指すはジェイドを玉座の隣に座らせる!
さあ、新帝国建立祭の始まりだ!


    人物紹介

   マルクト帝国

ジェイド・カーティス
マルクト帝国軍第三師団師団長兼大佐。軍属名家カーティス家現当主。[死霊使い]という二つ名で各国に恐れられている。頭脳明晰、戦闘能力、功績全てにおいて申し分なく本来は大将にまでなれる実力の持ち主。ピオニーや百歩譲ってかつての仲間達以外に本心を見せる事はあまりない。元々自分自身に対する罪の意識も相まって感情表現が苦手で殆どの事を器用にこなす癖に自分の気持ちを表に出す事だけは不得手である。ピオニーに対して、言い表せない感情を持つが、自身で否定している。しかしピオニーにほだされ(?)好意を持っている事を認めた。

ピオニー・ウパラ・マルクト九世
マルクト帝国皇帝。全てのマルクト帝国民と同じ視線から物事を考えられる事から国民の支持は厚い。調子がよく、皇帝らしからぬ軽薄そうな言動や着崩した格好が目立つがその政治的手腕は流石のもの。民や兵を思いやる気持ちからなるべく争いを避けようとする為、和平の結ばれたキムラスカとの関係の悪化を恐れる事もしばしば。ジェイドに特別な想いを抱き幾度となくアプローチをかけ、漸く恋人という関係を得る。

ガイラルディア・ガラン・ガルディオス
通称・ガイ。マルクト領ガルディオス伯爵家現当主。故郷のホドが消滅している為、今は貴族街にピオニーから用意された屋敷を構えている。仕事は皇帝付きの護衛剣士兼ペットの世話係。時間さえ空けば、同居人のルークと共に第三師団執務室のジェイドの元で助手をする事も。かつての仲間の中で最もジェイドに近く、相談される事も多々ある。

ルーク・フォン・ファブレ
この世界の英雄で実はレプリカ。一度世界の為に身を捧げたのだがそれから約一年後にオリジナルルークと融合して生還を果たす。しかし更にその二ヵ月後音素乖離を起こしかけたがジェイドの研究によってアッシュと分離する事で救われた。アッシュに居場所を返した今は、ガイの家に同居して同じ仕事をしている。卑屈癖が目立つ。ティアとは両想いだが不器用で中々仲が進まない。

サフィール・ワイヨン・ネイス
マルクトの巨大研究施設、譜術・譜業総合研究所、譜業機関部所長。ジェイドとピオニーとはもう何十年の付き合いの幼馴染みの仲。軽くあしらわれているがジェイドの親友は自分だけだと言い張る(100%願望)。ネイス博士と言えばジェイドと並び称される天才。ジェイドをとられまいとピオニーに敵意を抱いている。主に過去に一度亡命していた際に使っていたディストという名で呼ばせ、サフィールと呼ぶのはジェイド、ピオニー、ネフリーのみである。

ネフリー・オズボーン
グランコクマより海を渡って西にある雪国ケテルブルクの知事。爵位は子爵。ジェイドの妹でサフィールの幼馴染みでピオニーの初恋の相手。実はお兄ちゃん子である。

   中立国ダアト

アニス・タトリン
中立国ダアトのローレライ教団最高指導者。第七音譜術士でもない上、女性という前代未聞の導師。導師であるが優れた戦闘能力を持ち、人形士としても超一流。導師という立場になったにも関わらず相変わらず金への執着心が強い女の子。最近は猫被りも減ったとか。

ティア・グランツ
ローレライ教団の大詠師を含めた七詠師の一人。導師補佐官も兼任していて詠師としてより導師に振り回されているという立場の方が目立つ。音律士で、綺麗な歌声を活かして、今では暇な時に子供達に譜歌を教えている。平和な今兵士としての誇りよりも自分らしくを目指し、素直に可愛い物好きを認めている。ルークとは両想いで仲人のようなジェイドを尊敬している。

 キムラスカ・ランバルディア王国

アッシュ
ルーク・オリジナル。ファブレ家の子爵。一年半前に一度命を落としたが完全同位体のルークと融合し、生還。その時はルークの中で意識体として眠っていたが二ヵ月後に音素欠乏症に陥ったルークを救う術として分離した。今はルークとして公爵家へ帰っているが本人の希望により相変わらず呼び名はアッシュ。婚約者のナタリアの前ではデレ具合を発揮するツンデレ。

ナタリア・L・K・ランバルディア
キムラスカ王国の王女。正義感が強く国と民を愛する事から国民からの支援は大きい。自国の老人や障害者などの支援活動を行ないながら弓術や治癒術を若者に教えている。治癒術士としても優れ、政治力もあるが料理は大の苦手で拷問に使えるとまで言われる腕前。婚約者のアッシュが大好きで話の八割がアッシュ。

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