■SJ妄想小説■
□recycle
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もともと、そうゆう遊びをしてみたかった。
だからつい、手が出てしまったんだろう。
02/recycle
きっかけなんて些細な事だ。
グループセックスの最中に、ソレを配った馬鹿がいた。
芸能界なんてTVの箱に詰った夢の国みたいに思っていた、そんな頃だった。
「ソンミンにもやるよ。」
「あー、ありがと・・・」
いけないなぁ、そう思ったけど、さして抵抗感は持たずに仲間のソレを鼻の奥まで吸い上げた。
自分だけ女の子にたたなかったのが、恥ずかしかったって事も関係している。
(それはコレがなかったら今でも変わらないけれど)
「・・・・・ああ・・・あ・・」
一回目の「ソレ」は、声が掠れるくらい最高に気持ちよかった。
二回目は、これで最後と決めた。
三回目は、自分なら大丈夫だと思った。
その内、知らない間に靴下の中に入っていた。
今の事務所にスカウトされて、デビューしてからはすっと控えていた。さすがの僕も。
けど、コンサートの後とかに時間が空くと、こっそりソレを見つけて使っちゃった。
そうなるともう、性欲処理の道具じゃなくて脳に必要不可欠な酸素の様になりつつある。
「やろう」と思えばすぐに手に入る、そんな簡単なモノを見過ごしてしまう国家公務員が悪いよね。
僕のソレが抜ける瞬間は変わっている。
ピエロみたいな変な仮面をかぶった親指位小さなおじさんが、
暗い廊下からスキップしながら近寄ってきて、いきなり僕の頭部に入っていく。
その瞬間、まるで勢いよくこいだブランコに乗っているかの様な感覚のまま現実に戻り、おじさんは僕の体の中に隠れてしまう。
そのおじさんの素顔を目にした事はない。
最近、そのおじさんがカメラの前でしきりに「1,2,3」を繰り返している姿を見る。
ADの真似のしてるみたいなんだけど、その姿が動物園によくいる真似っこ猿みたいで、
ホント、可笑しくて堪らない。
「ソンミナ、お前最近血色悪くないか?」