笑顔のカケラ
□2ヶ月後の世界
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目を覚ませば、まだ朝早いというのに
真夏日のような日差しが差し込んでいた。
今日も天気は良さそうだ。
体を起こして、窓の前に立つと青い空が
どこまでも広がっている。
蝉の鳴き声が妙に五月蝿く感じた。
まだ季節的には少し早いはずだ。
「6月なのに、暑すぎない?」
やはり都会だから、田舎の雛見沢に比べて気温の上昇が異常なのだろうか?
『ひ〜とあいらんど現象』という奴なのだろうか?都会は嫌だなぁ。
「……………あれ?」
ふと部屋の中を見て、ボクは異常に気が
ついた。何度確認しても、それは見間違えではない真実だった。
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