幾つもの惨劇があった。
一人の少女は、繰り返される惨劇に希望を抱くことを止めてしまった。
一人の少女は、連鎖される不幸を断ち切るために精一杯の努力をする。
ひとつの出逢いがあった。
一人の少女は、ただただ見ていることしかしなかった。傷付きたくなかったから。
一人の少女は、仲間を救うために独り故郷を離れた。笑っていて欲しかったから。
異なる者が触れ合う時。
惨劇は幕を開け、運命は廻り出し、世界は変わりはじめる―――――
■名前変換
運命に立ち向かう役者の名を刻む
零◇設定◇
運命に抗う少女
壱◇序章◇
事のはじまり
弍◇出逢い◇
彼等は出逢った
参◇居場所◇
都会にはないもの
肆◇表情◇
コロコロ変わる万華鏡
伍◇学校◇
学舎、そこは牢獄
陸◇電話◇
いきなり鳴った電子音
漆◇故郷◇
少女の居場所
捌◇勧誘◇
英語で言うと“すかうと”
玖◇歯車◇
回りはじめてしまう
拾◇訪問◇
訪れた場所、出逢ったヒト
拾壱◇再会◇
逢うことを望まないヒト
拾弍◇理由◇
知った時、どうしますか?
拾参◇足音◇
聞こえるはずがない音
拾肆◇嘆声◇
深い悲しみ、小さな憤り
拾伍◇少女◇
運命に立ち向かう者
拾陸◇前夜◇
事は同時に起きる
拾漆◇襲撃◇
突然の出来事
拾捌◇予感◇
胸騒ぎが止まらない
拾玖◇人質◇
大切なヒトを巻き込みたくない
弍拾◇刺客◇
戦うことは避けられない
弍拾壱◇偽物◇
全てを奪われた者
弍拾弍◇行方◇
探すモノ、探しヒト
弍拾参◇願望◇
少女の望みを叶える少年
弍拾肆◇声◇
聞こえるのは、泣き声
弍拾伍◇過去◇
終わってしまった世界
弍拾陸◇決着◇
勝負は終わり
弍拾漆◇終焉◇
ひとつの世界のおわり
弍拾捌◇結末◇
語られなかった出来事
弍拾玖◇終章◇
カケラは次の世界へ
罪 自らの罪を認めた。
滅 仲間の罪を許した。
し 犯してしまった過ち。
編 罪は必ず許される。
カケラは皆殺しの世界へ廻る