二人のオアシス。

□スネイプVSシリウス
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この日、リーマスは呆れ果てていた。

この、ハリーバカ二人に。

セブルスとハリーはシリウス宅(リーマスと同居中)に遊びに来ていた。

「何故お前も居るんだ。」
「我輩は、ハリーが来たいと言うから来たまでだ。でなければ、何故お前のような馬鹿犬の家などに来る。」
「誰が馬鹿犬だ!陰険根暗男が!」
「何?!」
「それにだ。俺はハリーとお前の同居を認めた覚えはないぞ!」
「お前の許諾など必要ない。ハリーは立派な大人だ。」
「ぐっ・・・。」
「ハリーはもう25だぞ。いくら名付け親とはいえ、お前の指図は受けん。」
「何故、よりにもよってお前なんだ!薬学教授の助手ならほかに幾らでもあてはあるじゃないか。」
「ハリーが我輩がいいと言ったのだ。」
「脅したんだろう!」

この二人を会わせるとすぐこれだ。
喧嘩ばかりする。

「はぁ・・・。」
「ハリー。」
「リーマス。あの二人、どうしたら喧嘩しなくなるかな?/苦笑。」
「そうだねぇ/苦笑。あの二人は、犬猿の仲というより、恋敵だからなぁ。」
「恋敵?」
「あぁ。シリウスは名付け親以上に、君を愛しちゃってるんだ。セブルスのものだってわかってるのにさ。その事を、セブルスも気付いちゃってるから、あぁやって喧嘩になるのさ。」
「そうなの?///。なら、如何すればいいのかな?」
「う〜ん。ハリー、縮み薬持ってる?」
「持ってないけど、家に戻ればあるよ。」
「じゃあ、すぐ取ってきて。」
「わかった、フルーですぐとってくるよ。」

僕はいいことを思いついた。
これから起こることで、シリウスは絶対ハリーをあきらめる。

「ストーップ!」
「「!」」
「もう、二人とも喧嘩はやめなよ。」
「だが、ルーピン吹っかけてきたのは奴だ。」
「どうも、こいつはいけ好かねぇ。」
「なら、こうしよう。ここで、決着をつけるんだ。」
「「決着?」」
「そうだ。ハリーに縮み薬を飲ませて4才に戻す。そこで、二人が“おいで”って言うんだ。」
「それで、来たほうが勝ちか?」
「そうだよ。」
「面白いではないか。だが、縮み薬など・・・。」
「ここにあるよ。」
「ハリー!」

ちょうど、ハリーが縮み薬をもって帰ってきていた。

「ハリー、今の話は聞いていたね?」
「うん。」
「やってくれるかい?」
「いいよ。ちゃんと、元に戻る薬も持ってきたから。」
「じゃあ、飲んでくれ。」
「うん。」

ハリーはきちんと薬を計って、4才に戻るように飲んだ。

「じゃあ、二人とも。ハリーの前に立って。」

二人は、ハリーの前に立って、一斉に言った。

「「おいで!」」

そのけっかはもちろん・・・。
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